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1 名前: 名無し 2021-12-27 16:31:59 ID:zMTk5ZmUy
本拠地、ツイッターで迎えた恒心教戦
先発ケアモが凍結、メンバーも次々特定され惨敗だった
グループに響くため息、どこからか聞こえる「飯塚はもう解散だな」の声
無言で脱退し始めるメンバー達の中、飯塚軍リーダーの稲村は独り画面の前で泣いていた。
対ワサラー戦争で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる部下たち・・・それを今の飯塚軍で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」稲村は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、稲村ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい部屋の感覚が現実に引き戻した「やれやれ、出会い系でサクラをしなくちゃな」稲村は苦笑しながら呟いた
立ち上がってツイッターを開いた時、稲村はふと気付いた
「あれ・・・?グループが賑わっている・・・?」
DMグループを開いた稲村が目にしたのは、合計数百人もの飯塚軍メンバーだった。通報完了の報告でグループが埋め尽くされ、地鳴りのようにメンバーの会話の声が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする稲村に、見覚えのある者からDMが送られてきた
「兄貴、新しい通報案件です。早く行きますよ」DMを見た稲村は目を疑った
「き・・・北朝鮮夫人?」 「どうしたんですか兄貴、居眠りしてたんですか?」
「は・・・春田さん?」 「なんですか兄貴、突然野々村さんを本名で呼んで」
「はたけ・・・」 稲村は半分パニックになりながらメンバー一覧を見た
1番:偽善 2番:過去から来た野々村 3番:あべの振動 4番:稲村 5番:やまだたろう 6番:ダリル 7番:畑落花生 8番:あゆてゃん 9番:北朝鮮夫人
暫時、唖然としていた稲村だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
北朝鮮夫人から新しい電番を受け取り、大勢のメンバーへと指示をする稲村、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、自室で冷たくなっている稲村が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った