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1 名前: 可愛い奥様@\(^o^)/ 2015-05-28 13:23:18 ID:mZmI2ODhi
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758 名前: 可愛い奥様@\(^o^)/ 2015-07-09 17:29:11 ID:mZmI2ODhi
>>757
「狭き門」ジッド(ジイド)ですよね?
昔々に一度きり読んだだけでろくすっぽ覚えていないので色々おかしいと思いますがご容赦を
一応あらすじは調べましたが…
まず、聖書には「人は二人の主人に仕えることはできない」といった文言がありまして
「だから神と富との両方に仕えることはできないんだよー」と続くのですが
この富とは金銭的なものに限らず、この世での幸福一般をさすと解釈されることが多いようです
また、神に仕える修道士や修道女が生涯独身を保つのも、(純潔を保つという以外に)この聖句に由来すると
聞いたこともあります
これらのことを考えると信仰篤き「狭き門」のヒロインがこの世の男性との愛を生きることを断念するのは無理からぬことかと
それに神の道へと至る「狭き門」は狭すぎて二人並んで通ることはできないのです
ひとりひとり、別々にでないと
キリスト教(おそらく他の宗教も)は自己犠牲を重視します
キリスト教では自己犠牲はすなわち愛で、それは全ての人の罪を贖うために罪なき人(イエス=キリスト)が
十字架にかけられたことに由来しています
この「自己犠牲」の賛美というか憧れというか絶対視は日本では「塩狩峠」をはじめとする
三浦綾子の多くの作品によく見られますよね
先に言及した「カラマーゾフの兄弟」のドミートリイはじめ多くの海外作品にも描かれていると思います
そういう意味で、彼を門の内へ通すために恋を断念した「狭き門」のヒロイン本人は
まず自分を不幸と思ってはいないのではないでしょうか
(たとえ多分にナルシスティックなものであるとしても)最高の愛の表現を自分はしている訳なので
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