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1 名前: 名無しより愛をこめて 2016-05-30 06:58:37
東映チャンネルで放送中
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133 名前: 120&121の人 2016-09-10 14:29:08
失礼しました(笑)>>123
改めて…そもそも監督の岡本明久に最終回をキチンと撮ろう,という意識が無かった。
18の人も→マッドガルボ戦が捨て身の戦法での「第2条補足」のシーンがかっこよかった
…と言っているように第51話の対マッドガルボ戦のバトルシーンがカッコ良く演出さえ出来れば他の所はどうでもよかった。
…というより,どうでもいい,と割り切らなければ作品のテーマそれ自体が映像化されずに終わってしまう。
つまり『機動刑事ジバン』のテーマの到達点が第51話Bパートのバトルシーンに結実している。
そこに演出の神経の大半をつぎ込んだから岡本監督がカップリングで演出した最終回には神経を使っているTV特撮の宿命から時間的な余裕が無かった。
これは最終回に限らず『ジバン』の作劇スタイルとして意図的に構築された作劇像そのものです。
通常,TV特撮ヒーロー番組は同一の監督が2話分を同時に撮影します。
『ジバン』も例外ではない訳ですが,このスタイルを逆手に取って主要エピソードのみの完成度の高さを追究したのが『機動刑事ジバン』特有の作劇法でした。
実例として…,
小西通雄監督の場合
第27話と第28話ではクイーンコスモ初登場の28話。
第33話と第34話では主役ヒーローが絶命する34話。
第37話と第38話ではパワーアップしたジバンとクイーンコスモとの激戦の37話。
第43話と第44話ではヒロイン編の43話。
…といった具合にシリーズ中の重要となるエピソードの方のみを丁寧に演出し他の作品には無いジバン特有の映像的な完成度の高さを構築する。
その代償としてカップリングで撮られて片方の演出は殆どやっつけ仕事に近いクオリティにしかならず…最終回の出来が酷いのは,そういう事です。