【駅メモ！】ステーションメモリーズ！98リンク

懸垂式・跨座式とも、いくつかのモノレールに乗ってきたが、
湘南モノレールこそ、その躍動感において至高のモノレールだと思う。
他のモノレールは揺れが少なく安定しすぎていて、逆に物足りない。
トンネルにも高速で突っ込まないし。
最近は車両の世代交代に伴って、躍動感が徐々に失われつつあるのは
時代の流れで止むを得ないとはいえ寂しいことだ。

途中駅の一部には今も改札機がなく、いちいち車掌が切符を回収に来るのも良い。
券売機は各駅にあるが、時間がないときは切符を買わずに走って乗り、
車掌に申し出て車内補充券を買い求めたものだ。

勾配の関係でホームが地上と同じ高さにある片瀬山駅、
トンネルを出て突然、寂れた雑居ビルの4階に突っ込む終着駅、
スーパーの売り場をさりげなく貫く深沢車庫引き込み線の支柱。
特異で、しかし良い風情をもつ交通機関だったのだなあと、
遠方に転居してから改めて思う。

（※以上は、沿線出身者の贔屓目に基づく内容です。）