【VR】オルタナティブガールズ part94

星2水着 西園寺玲

「キャプテンさん、こちらへ居らして」

「どうなされたの？
誰かに見られても良くてよ」

そうではないのだ、ただ驚いているのだ。
玲に新しく買った水着を見てほしいといわれ、軽く返事をしたまでは良かったのだが、
用意されていたヘリに乗せられ連れてこられたのは、西園寺グループのプライベートビーチであった。

「どう？新作の水着」

オレンジとホワイトのストライプのビキニ。隠す部分が少なく、まだ日焼けしていない白い肌がまぶしい。
形は上等で、よく発達していると思う。うんうん。
姿に見とれ、適当に相槌をうっていると、玲の話は妙な方向へ進んでいた。

「お父様も、早く会いたいと言ってくれてるのに」

いや、まて、何の話だ。話が進みすぎている気がする。
ただちょっと胸を触っただけなのだ。ちょっとじゃないかもしれない。
突いたかもしれない、何度か変態と言われた気もする。
だが断じて、揉んだりはしていない。信じてほしい、摘んだだけなのだ。
そうだ、面積的には無罪なのだ。

「キャプテンさんは、日焼けした肌がいいかしら」

そう言われ、玲から手渡れたボトルの中身を確認すると、手は無意識のうちに動いていた。
すべては玲の段取りどおりということか。

ああ、チェックメイト。