ゆるドラシル part155

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●関連スレ
ゆるドラシルの質問に全力で答えるスレpart9
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/applism/1448697851/

●ゆるドラシル　友達募集スレ Part2
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/applism/1446394399/

●前スレ
ゆるドラシル part154[無断転載禁止]
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/applism/1449982781/

-次スレは>>950が宣言して建ててください
-荒らしはスルー推奨
-質問が来たら質問スレに誘導してあげましょう
-フレンド募集も誘導してあげましょう

転載元：http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/applism/1450020654/

「おぉ！見てみろよフレゼア！どこもかしこもサンタのコスプレしたやつらでいっぱいだぜ！」
はぁ・・・

「なんだあれ！雪だるまだ！雪だるまが歩いてるぜ！すげー！」
貴重な休みを使ってローザと二人、トワイライトシティへ観光に来たものの・・・

「おーいフレゼアー！こっち来てみろよー！クリスマスツリーがサンタのコスプレしてるぜー！」

「わかりましたから・・・子供みたいにはしゃがないでください
　一緒にいる私まで恥ずかしいじゃないですか・・・」

そう言うと、ローザは頬を膨らませ、むすっとした顔で私を見てくる。
本当に子供みたい・・・
けど、ローザのそんな所も嫌いじゃなんいですけど・・・

私はローザの膨らんだ頬を両手で軽く叩いた。
そのままローザのむすーっとした顔を見ていたらなんだおかしくなって、
気がついたら二人で笑っていた。

「ふふ、なんで笑うの？」

「あっはは！なんでだろーな？」
ローザの事を子供みたいなんて言ってしまったけれど、これじゃ私も人の事を言えないですね。

「へっきし！」

「ローザ？大丈夫？いつも思うけど、やっぱりその薄着寒いんじゃない・・・？」
私の所に来る時もいつもあの軽装で来るローザ。
実は寒いのが平気なのではなくただ単にこの服しか持っていないのでは・・・？

「んあーへーきへーき、ちっと気が緩んだだけだからさ、気合入れれば寒さなんて感じねーぜ！」
はぁ・・・やっぱり寒かったんですね・・・
用意してきたこれが無駄にならなくてよかった・・・

私はバックから取り出した手編みのマフラーをローザの首に巻いた。
うーん・・・やっぱり長すぎましたか・・・

「うわーなんだこれ！あたいにくれるのか？！」
ローザは巻かれたマフラーを両手でぎゅっと掴みうれしそうな顔をしている。
喜んで貰えたようでホッと胸を撫で下ろす。
するとローザは何かを思いついたような顔をしながら私のすぐ側に寄ってきた。

「よっ　と、これだけ長いマフラーならこーして一緒に巻けるなー」

完全に不意を突かれた私は一瞬頭が真っ白になった。
ハッと我に返るとすぐ近くにはローザの顔が。

「へへー、こうするともっとあったけーぜ
　ありがとな！フレゼア！」
そう言ってローザは私の顔に頬をすりよせてきた。
ローザの温かくて柔らかい頬が私の冷たい頬に触れる。
とても気持ちよくて、触れられた頬が今にもとろけてしまいそう・・・

今日はとても寒いはずなのにいつの間にか体がぽかぽかと火照っている。
きっとこれもローザのせい・・・
ならローザに責任を取ってもらわないと・・・

私はローザをひと気のない路地裏に連れ込み